
話題のベストセラー『ダヴィンチ・コード』を手に取った。
全米で650万部以上の売り上げをあげ、映画の版権まで争われたという話題の一作。
いかなものだろう。
上下巻緩めのテンポで読んだ。約6時間といったところだろうか。
読んだ直後の感想としては「非常に映画的だ」。
もともと宗教学などを勉強していたこともあり、この分野に関しては大きな期待を込めて読んだのだが、あちらこちらにちりばめられた、トリビアつまり役に立たない知識、を得るには面白いのだが、ウンベルト・エーコ程には深くはなく、ヘッセの『デミアン』ほどには、その宗教性にはかかわっていない。
かといって、つまらないというわけではないのだが、この分野に関してある程度の知識があると、『ゲームの達人』のシドニー・シェルダンや、絵画で言うクリスチャン・ラッセン、ピアノのリチャード・クレイダーマン、ランチの吉野家といった感じか。
まずくはない。でも、ナニか足りない。
★★☆☆☆
Posted by Mooncat at September 24, 2004 02:01 AM
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> ゆ
書き込みありがとう!
読書家?
自称はしていませんが、あえて言うなら読書好きといってもらいたいものです。感想は誰でも持つものですよ。納豆が好きなヒトとそうでないヒトがいるように。
こんな風に感じた人もいるよと聞いてもらえたら。
あなたにとってこの本はどうでしたか?
ぜひ聞かせて!
Posted by: Mooncat at June 11, 2005 08:05 AM
ダ・ヴィンチ・コード (上)
ダン・ブラウン, 越前 敏弥
ご存知、ベストセラーの「ダヴィンチ・コード」について語りたいと思います。
この本は、最初に...
Tracked by: 本が好き・・・ at July 13, 2006 05:24 PM
「ダ・ヴィンチ・コード」をやっと観た。中々、観れなかったのでブログでの評判を見ていた。評判は、イマイチだった。
カンヌでも拍手が起きなかったという。そんな事は...
Tracked by: シネマつれづれ日記 at July 13, 2006 05:45 PM
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