
最近我が家ではネットショッピング、ネットオークションがブームだ。
食料品の注文、本/CD、電化製品やソフトウェアはほとんどネット通販。衣類、家具、雑貨などはオークション、つまり生活のほとんどのものをネットで手に入れている。
一度やり方がわかってしまえば、普通にモノを買うことが馬鹿らしくなってしまう。オークションを含めて、たいていのものは十分に使用に耐えるもので、価格は市価の6割から1割といった値段。特に子供用の服など、すぐに使えなくなってしまうものは、リサイクルの用に転売すれば、それこそほんの数百円程度の支払いですむことになったり、時には得をすることさえある。
インターネットでの買い物には、まだ抵抗を持っている人も少なくなく、ましてやオークションという不特定の個人との取引にはさまざまな問題が付きまとうこともある。だがそれこそ、一時叫ばれていたデジタルデバイドであり、正しい方法、注意する点さえわかるのであれば、通常の取引となんら変わらないのである。
それどころかオークションなどでは、日常では知り合うこともなかったような人たちとの交流のきっかけとなったり、新しい発見の場となることもある。
いままでにも、オークションで知り合った学生が目指しているお笑いグループのライブに招待をされたり、ニュージーランドに造詣の深い都内随一の超高級住宅地に住むセレブのお宅に招かれたり、某中国系ハリウッド女優との食事会の機会があったりと、なかなか面白い出会いがあった。
その中でもとびきりのネタは、今日品物を受け渡す予定の方だ。
妻が出品していた衣類を落札した方なのだが、互いの連絡先を交換して驚いたことに、その方の勤めている事務所が、なんと我が家の近所。しかもただの近所ではなく、我が家の裏窓を開けたところにある窓の向こうがその事務所なのだ。「窓越しで渡してもいいでつか?」
ここしばらく家にいることの多いわたしだが、きっと子供をあやしている声は聞こえていたに違いない。もっと違う声も聞こえていたに違いない。いや、聞こえていないでくれ。




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